学校からのお知らせ

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【サイエンスプロジェクト】NASAサイエンスツアー

 10月30日(日)~11月3日(木)までの5日間に、秋休みの期間を利用してNASAサイエンスツアーを実施しました。参加した生徒は、3年生~5年生の希望者22名でした。このツアーは、新型コロナの影響で実に3年ぶりの実施となり、参加を希望していたにも関わらず長い間行きたい気持ちを我慢していた生徒もいました。やっと希望を叶えることができ大変嬉しく思います。
 本ツアーの目玉は、アメリカワシントンにある、スミソニアン航空宇宙博物館と、オーランドにあるNASAケネディ宇宙センターに実際に足を運び、本物を自分の目で見て感じてくるところにあります。参加した生徒の中には将来、航空機のパイロットや、宇宙飛行士を目指したいと考えている生徒もおり、将来の夢を深めるまたとない機会になりました。
 現地研修1日目は、ワシントンのリンカーンメモリアル、国会議事堂、ワシントン記念塔、ホワイトハウスなどを周遊し、ワシントン市街の美しい街並みを堪能しました。その後郊外のスミソニアン航空宇宙博物館別館(ウドバーハジーセンター)に移動しました。ここでは、スペースシャトルディスカバリー号をはじめとして、超音速偵察機SR-71、コンコルド、B29エノラゲイなど数えきれないほどの航空機等が今すぐにでも飛べる状態に整備された姿で展示してあるとの事でした。現地のガイドの案内を真剣に聞きながら、スペースシャトルの機体に残された焦げ跡や、エノラゲイと広島の話に思いを馳せていました。
 研修2日目は、いよいよNASAケネディ宇宙センターの見学です。幸運なことに、この日11月2日(水)現地時間の9:40に本物のロケットの打ち上げスケジュールが重なり、打ち上げを現地で見ることができました。この日に打ち上げられたロケットは、スペースX社の、ファルコンヘビーというロケットで、2018年の打ち上げでは、E.マスクがテスラ・ロードスターを打ち上げたことでも有名です。静止軌道に衛星を上げるための大型なロケットで、サイドブースター打ち上げ後に地上に帰ってきて再利用されるという特徴もあります。打ち上げ時刻は霧が多くかかってはいましたが、上空でエンジンを燃焼させながら上昇するロケットと、その迫力ある破裂音を肌で感じ、2機のサイドブースターから発せられたソニックブームも聞くことができました。会場は熱気に包まれ、生徒たちも大興奮でした。その後、ガイドさんの案内で体験型のアトラクションに参加したり、スペースシャトルアトランティス号の勇姿を堪能したり、アポロ計画に関わる月の石に触れたり、月着陸船ルーナモジュールを間近で見たり、サターンⅤロケットのあまりにも大きすぎる機体に驚愕したりと、驚きの体験の連続でした。写真や映像では味わえない本物が、確かにそこにあり、生徒たちにとって、かけがえのない思い出となったことと思います。今回のサイエンスツアーの実施に関わり、たくさんの方々にご協力頂きましたことに、改めて感謝申し上げます。

 

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