芸術の要諦は、秀でた自己表現によって人間の精神を活性化し、我々が暮らす社会を豊かにすることです。芸術創造やその表現方法が変化することはあっても、その根幹にある人々の考え、各時代の精神を表す芸術は不易であり、その価値を理解し多彩な名作の素晴らしさを享受することの意義は決して変わらないものです。
生徒たちの豊かな感性や創造性を育み、実社会における答えのない問いを解決する資質、能力を獲得するための学びの一環として、これまでに行ってきた芸術教育をさらに「進化」・「深化」させる北嶺の新たなプロジェクトとして「北嶺カルチェラタン」を立ち上げます。
全員が6年間で以下のような「本物」の芸術、音楽、美術の世界に触れていきます。
半﨑美子さん(北嶺応援歌「道なき未知へ」製作者)
メトロポリタン美術館
ボストン美術館
北海道近代美術館
芸術の森美術館
ライオンキング
オペラ座の怪人
北嶺生はこれら取り組みを通して豊かな人間性を涵養し、人間らしく生きるための糧を心に宿します。また、芸術鑑賞の中での仲間との共感を通じて、人間相互の理解を促進し、他者と協働することの大切さを学びます。さらに、技術の発展と情報化の進展が目覚ましい現代社会において、文化の多様性を感じることによって、広義での人類発展に貢献する素養を身につけていくことでしょう。