【Gプロジェクト】国際交流基金/The Japan Foundation 小野寺賢人さん（18期生）講演会

　5月30日(月)、本校18期卒業生の小野寺賢人さんが来校し、高校２年生と高校３年生の文系生徒を対象に講演会を行ってくださいました。小野寺さんは北嶺を卒業後、早稲田大学国際教養学部に進学し、１年間のチェコのカレル大学への留学を経て、現在は独立行政法人の国際交流基金【The Japan Foundation、ＪＦ】で働かれています。ＪＦは外務省管轄の独立行政法人であり、国内４拠点、世界２４か国に２５拠点を持っています。小野寺さんは現在エジプトにあるカイロ日本文化センターで勤務されています。

　大学時代は学生の30％が留学生、教員も40％が外国籍という環境の中で過ごされ、そこでの学びについて、やりがいと苦労についての具体的なお話がありました。また、大学卒業後に就職されたJFは「国際文化交流を実施する日本で唯一の公的専門機関」として置かれている組織ですが、そこでの仕事内容について、写真や資料をもとに分かりやすくご説明いただきました。企業への投資から異文化交流の推進まで、仕事の射程は非常に幅広いものであるということに生徒たちは驚いていました。現在小野寺さんが配属されているカイロ日本文化センターでは、一般向け日本語講座を中東・北アフリカの22の国や地域に対して行っているというお話がありました。

　大学での勉強内容に加え、世界を飛び回る小野寺さんのお話にどの生徒も耳を傾け、積極的に質問をしている様子が見られました。北嶺では世界で活躍する先輩方がたくさんいるため、このような機会があればまた紹介をしていきたいと考えています。それらの講演が、生徒の進路選択の一助になることを願っています。