【メディカルスクール講演会】さっぽろ厚別通内科院長　杉澤憲先生

　10月のメディカルスクール講演会を実施しました。今回は、本校生徒の保護者で、さっぽろ厚別通内科院長の杉澤憲先生にご講演いただき、約100名の生徒が参加しました。杉澤先生は、希望学園の新型コロナウイルスワクチン職域接種の際にも現場の責任者としてご尽力いただきました。
　講演では、杉澤先生の北海道各地での地域医療のご経験と現在の活動に基づいて、外来診療から末期がん患者さんの自宅での看取りに至るまでの幅広い医療活動について、そのやりがいや意義などをご紹介いただきました。また、東日本大震災以降10年間続けていらっしゃる、福島からの避難者の方への甲状腺超音波検査の取り組みについてのお話もあり、患者さんのために正しいと信じることを成し遂げることの大切さや、患者さんに寄り添う医療とは何かを伝えていただきました。途中に超音波検査のデモンストレーションも用意してくださるなど、北嶺生のために盛りだくさんの内容をご準備いただき、生徒たちは素晴らしい時間を過ごすことができました。参加した生徒の多くが医師を目指し、将来医師として活躍するための大きなモチベーションとなる講演会でした。
　杉澤先生には大変お忙しい中、北嶺生のためにお越しいただきました。心より感謝申し上げます。