【メディカルスクール】九州大学ウイルス学・福原崇介教授

　11月16日（土）、九州大学ウイルス学分野教授である福原崇介先生をお招きし、メディカルスクール講演会を実施しました。福原先生は、国内外の研究機関で感染症やウイルス学の研究を重ね、2024年9月に母校である九州大学のウイルス学分野教授に就任されました。その幅広い知見と豊富な経験を基に、次世代の研究者育成にも力を注がれています。講演会では、感染症研究の発展に必要なアプローチ、腫瘍や移植手術と感染症との関係、その治療・予防の重要性が語られ、医学の多様な分野が連携する必要性を強調されました。また、基礎研究が果たす使命について、将来の感染症への備えや医学の進歩に不可欠である点を訴えられ、生徒たちにとって研究の意義を深く考える機会となりました。講演後の質疑応答では、生徒たちから多くの質問が寄せられ、福原先生は丁寧に答えてくださいました。参加した生徒の一人は「将来は福原先生のようにウイルス学者をめざしたい」と語り、講演内容が学びに大きな影響を与えたことがうかがえました。今回の講演会は、生徒たちにとって医学部進学や研究者を志す上で非常に意義深いものとなりました。今後もこのような講演を企画し、生徒たちの学びを支援していきたいと思います。