【Gプロジェクト】小林健一先生オンライン講演会
9月11日、NAN FOODS社を創業された小林健一先生を講師にお招きし、ペルーよりオンラインで中学1年生向けグローバルプロジェクト講演会を開催いたしました。小林先生は味の素株式会社で商品開発に携わったご経験をお持ちで、約60カ国への海外訪問、11年間の海外駐在(ペルー、ブラジル、ナイジェリア)という豊富な国際経験をもとに、幅広い視点からお話をいただきました。
今回の講演テーマは、「日本の常識は世界の非常識?」を中心に、世界と日本の文化や常識の違い、そして日本が国際社会でどのように見られているかを考える内容でした。小林先生は、まず「常識」というものが文化や歴史的背景に大きく左右されることを強調されました。宗教やジェスチャー、愛国心、ハイコンテクスト・ローコンテクスト文化の違いが、国際的なコミュニケーションにどのような影響を与えるか具体的な例を挙げて説明されました。また、日本特有の常識や思考回路が、他国では通用しない場合が多いことも指摘されました。特に水の沸点や地震対策、雨対策といった自然環境に基づく常識の違いが印象的でした。これらの話題は、生徒達に新たな視点を提供し、深く考えさせられる内容でした。
講演の最後には、生徒へ「国際的な視野を持ち、多様な価値観を理解することの大切さ」や「失敗を恐れず、挑戦し続ける姿勢」の重要性が強調され、生徒たちにとって非常に励みになるお言葉をいただきました。今回の講演を通じて、中学1年生39期生たちは「日本の常識」を再考し、グローバルな視点で物事を捉えることの重要性を学びました。小林先生の豊富な経験と具体的な事例を通じて、日本の未来を担う学生たちにとって、貴重な学びの機会となりました。今後もこのような講演を通じて、国際理解を深める取り組みを進めてまいります。