「北嶺グローバルプロジェクト」の新たな取り組みとして、本校卒業生(8期生)で国連職員、ニューヨーク在住の山口知也さんを中心に、「国連コース」を立ち上げました。
国連に関わる講演会をはじめ、国連ワークショップ・勉強会、「模擬国連」への参加、実際に国連を訪問し研修、NY市内視察を通した多様性を学ぶプログラムなどを行います。
目まぐるしく変化する激動の国際情勢の中で、今後生徒が活躍する様々な分野において「国際感覚を持つ人材」「多様性を理解し経験した人材」の重要性が増しています。
北嶺での学びを基礎として、多くの生徒が将来世界のリーダーとして活躍できるような環境を、北嶺では今後も用意していきます。
2023年3月には、33期生(高校2年生)が北嶺修学旅行の中でニューヨークにある国連本部を見学し、「国連コース」の一環として実地体験を行いました。国連本部見学ツアー(英語)に参加した後、山口知也さんと国連本部内でお話をしました。山口さんからは、国連の活動、日本と国連の関わり、現在山口さんが従事する業務(国連平和維持活動(PKO)の支援)などについて説明があり、生徒たちは熱心に聞き入っていました。また生徒からも積極的な質問があり、その内容は国連職員の詳しい仕事内容、国連平和維持活動の中身、国連職員になるための試験、山口さんが国連職員になった動機など多岐にわたりました。山口さんからは「25年前の8期生の修学旅行ではワイキキビーチでサーフィンを楽しんでましたが、今はすっかり様変わり。ハーバード大学での英語講義、国連訪問での熱心な質問など、生徒たちの熱意は確実にレベルアップ。北嶺の着実な進化を感じました。かわいい後輩たちをNYの国連本部で出迎えることができて感無量です。」とのコメントがありました。