北嶺中・高等学校に、新たに高校棟・青雲寮S棟・食堂棟が完成いたしました。
最初に最新設備の充実した高校棟をご紹介いたします。教室の天井は配線が見えるスケルトン天井になっており、空間を広く取った開放感のあるつくりになっています。黒板は通常の深い緑色ではなく、グレー色を採用し、黒板としての使用に加え、プロジェクターの映像を投影することが可能になっています。今後ますます必要性の高まるICT教育へ対応した最新鋭の教室です。各階ごとに教室のタイルカーペット、トイレの手洗い場のデザインが異なっております。外観はコンクリート打放しになっており、洗練された外観、デザインになっています。1月3学期始業式から使用を開始し、真新しい、清潔感のある高校棟に生徒は喜んでおり、新鮮な気持ちで勉強に向かっております。
次に、11月よりすでに稼働しております青雲寮S棟をご紹介いたします。建築コンセプトは「骨太男子」です。「骨太男子」とは建学の精神でもあります、勉強だけではなく心も体も鍛錬された北嶺生を指します。すでに入寮している生徒たちからは新しい環境での生活を存分に楽しんでいる様子が伺えます。寮室は各部屋で家具・床・壁・天井が異なり、2か月に1度の部屋替えでは気分を変えて生活を送る事ができます。高さのある寮室は縦の空間を使い、とても居心地が良いと好評です(写真では一部の寮室のみのご紹介です)。S棟正面から中を伺うと、一番に目を引くのがボルダリングウォールです。7mの高さにある校章をつかむ事ができれば上級者です。他にも紹介しきれない程の素晴らしい設備がございます。ぜひ青雲寮にお越しください!
最後に食堂棟をご紹介いたします。旧食堂と接続されており、1Fにはウッドデッキ、2FにはROOF TOP HOKUREI TERRACEを設けており、夏期は外での食事、またバーベキューを楽しむこともできます。ウッドデッキのそばにはシンボルツリーが植樹され、夜間はライトアップされて、とても幻想的です。これから青雲寮とともに、さらに大きく成長していくことでしょう。多目的教室が2部屋あり、透明なスライディングウォールを用いており、開放感があります。自習スペースもあり、夜間の自習スペースとして、たくさんの生徒が利用しております。
今回完成した高校棟・青雲寮S棟・食堂棟は、北海道のみならず全国に自慢できるような施設となりました。生徒が一層より快適に生活ができ、よりよい学びの場になればと思います。
開校以来使用している校舎、寮は何一つ取り壊すことなく今後も大切にしながら使用し、北嶺、青雲寮の伝統を守り続けていきたいと思います。
また、建築に際しまして、ご寄附・建設債で御協力頂きました皆様方に、心より感謝と御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。