【メディカルスクール】地域医療体験 in 釧路労災病院

　夏休み、高校2年生を対象にした特別プログラム「メディカルスクール in釧路労災病院」を実施し、北海道の地域医療の最前線を体験する貴重な機会を得ることができました。今年も生徒9名が参加し、釧路労災病院での一日研修を通じて、医療の現場を深く学びました。正面玄関に集合した生徒たちは、院長先生の挨拶で研修をスタート。オリエンテーションを経て、更衣を済ませた後は、患者モデルを使用した医療体験に挑戦。講堂でのシミュレーションは、普段は目にすることのできない医療現場の裏側を学ぶ絶好の機会となりました。昼食では医局と同じメニューを楽しみながら、ランチミーティングを実施。副院長・放生憲博先生の丁寧で分かりやすいお話に、医師を志す生徒たちのモチベーションは一層高まりました。午後には放射線部や化学療法・血液浄化センターの施設見学、内視鏡モデル体験も行い、医療の現場で求められる技術と知識の広がりを実感しました。
　参加した生徒たちは、口を揃えて「普段は目にすることのできない医療現場の裏側を知ることができた貴重な経験だった」「医師を志すモチベーションがさらに高まった」「放生先生のお話が印象的で、北大医学部を志す気持ちが一層強くなった」と感想を寄せています。
　北嶺ならではの実践的な学びを通じて、生徒たちは将来の進路について深く考えると同時に、地域医療への理解を深めることができました。北嶺では、このように「学び」と「体験」を融合させた教育プログラムを通して、生徒一人ひとりの可能性を広げています。医療の現場を肌で感じる特別な経験。ここでしか得られない学びが、北嶺にはあります。