【メディカルスクール】北海道大学産婦人科学教室 教授 渡利英道先生
7月12日(土)、北嶺メディカルスクール講演会として、北海道大学大学院医学研究院 産婦人科学教室 教授 渡利英道先生をお招きし、講演会「命を繋ぐ〜産婦人科のすすめ〜」を開催しました。医学部を志望する多くの生徒が集まり、熱心に耳を傾けました。
渡利先生は、北海道大学病院の産科長・婦人科長・周産母子センター長として、長年にわたり地域医療と先端医療の両立に尽力されてきた方です。講演では、婦人科がんの診断・治療に関する最新の臨床研究や、産婦人科という分野の幅広い可能性について丁寧に語っていただきました。
「女性の一生を支える」「命のはじまりに立ち会う」という産婦人科医療の意義ややりがいに、生徒たちは深く心を動かされた様子でした。また、働き方の多様性にも触れられ、自分のライフステージに応じたキャリア形成の選択肢があることを知る貴重な機会となりました。
さらに、北嶺23期卒業生で現在産婦人科医として活躍する伏津建太朗先生にもご登壇いただきました。北嶺の先輩として、「どのようにモチベーションを保ち続けてきたか」「困難をどう乗り越えてきたか」といった等身大のエピソードを語ってくださいました。また、産婦人科医として「命の誕生に立ち会えることの喜び」「患者さんと長期的に関わることができる医療の奥深さ」など、現場で感じるやりがいについても力強く語られ、生徒たちの心に強く響く内容となりました。
医療の最前線に触れ、命と向き合う覚悟と意義を感じることができた本講演会は、生徒たちの進路選択や学びへの姿勢に大きな影響を与える貴重な時間となりました。