【メディカルスクール】 高校生医療体験 in 釧路労災病院
10月31日(木)、高校2年生10名が釧路労災病院で実施された「北嶺メディカルスクール」に参加しました。このプログラムは、地域で医療従事者の不足が課題となるなか、若い世代が医療の現場を体験し医療従事者を志すきっかけを提供することを目的として、釧路労災病院副院長であり、在校生保護者の放生憲博先生の全面的な協力で実現したものです。当日は、放生副院長をはじめとする釧路労災病院の医療スタッフの皆様の指導のもと、病院内の各部門を見学し、診療科や検査部門の機能や役割について学びました。また、人体モデルを使用した内視鏡操作の体験が行われ、専門的な医療機器に触れる貴重な機会となりました。さらに、医療スタッフの指導のもとで採血の実践も行い、医療従事者の日常業務の一端を体験しました。
放生副院長は、特に道東地域では医師をはじめとする医療従事者が不足していることに触れ、高校生たちに医療現場を知ってもらうことの重要性を強調されました。また、こうした体験が将来医療従事者として働く志を育むきっかけになることを期待しているということでした。参加した生徒たちは医療の現場に触れることで、医療の重要性を改めて実感し、地域医療の役割についても考える良い機会となったようです。「内視鏡の操作を体験させていただく中で、医療技術の奥深さを実感しました。実際に操作することで難しさや重要さを肌で感じました」、「道東地域で医療従事者が不足している現状を知り、自分が将来、この地域で医療を支える一員になりたいという気持ちが強まりました」という感想が寄せられました。