【進路探究】高校1年生 東京の大学見学ツアー
10月31日から、高校1年生(36期生) 91名が東京の大学見学ツアーに参加しました。まず一行は東京大学本郷キャンパスを訪れ、安田講堂で中須賀伸一教授による特別講演を聴講しました。中須賀教授は、宇宙工学の先駆的な研究を通じた社会貢献の重要性や、未来の科学技術に対するビジョンについて講義し、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。講演後には東京大学の学生たちとの交流会が行われ、現役大学生から日常生活や学業に関する話を直接聞くことで、将来の大学生活へのイメージがより鮮明に描けたようです。夜には、毎年恒例の北嶺伝統行事「卒業生との座談会」が開かれ、約100名の先輩が参加し、生徒たちは将来のキャリアについて率直に語り合う貴重な機会を得ることができました。多くの生徒は、先輩の体験談やアドバイスに励まされ、今後のモチベーションを大きく高めた様子でした。
2日目は、3つのグループに分かれ、それぞれ異なる大学を訪問しました。1号車のグループは一橋大学に向かい、大学説明会と卒業生の案内によるキャンパスツアーに参加しました。2号車のグループは東京医科歯科大学を訪問し、説明会や見学を通じて、医学部進学を目指す学生たちにとって大きな刺激となりました。3号車のグループは東京工業大学を訪問し、卒業生の案内でキャンパスを巡り、最先端の科学技術研究が行われる現場を垣間見ることができました。その後、全員が早稲田大学に合流し、早稲田祭を翌日に控えた活気あふれるキャンパスで昼食や自由見学を楽しみました。午後には国会議事堂を見学し、中村裕之衆議院議員と橋本聖子参議院議員による講話を通じて、日本の政治の仕組みや政策について学ぶ大変貴重な機会も得ました。
この2日間の見学ツアーを通して、生徒たちは学問やキャリアへの意識を一層深め、未来への大きな一歩を踏み出すきっかけを得たようです。今回、北嶺生のためにご協力いただいた多くの方々に、心より感謝申し上げます。