【進路探究】高校2年生東京大学見学ツアー
7月30日、31日に、高校2年生21名が「東京大学見学ツアー」に参加しました。初日に訪れた本郷キャンパスでは、東京大学精密工学科の今城哉裕先生による超音波に関する講演や研究室見学、工学部の東大生2名との交流会など、多くの貴重な体験ができました。今城哉裕先生は、音響工学を専門とする研究者であり、特に超音波を用いた細胞の制御技術に関する研究を行っています。先生の研究は、再生医療や培養食料、バイオアクチュエータなどのさまざまなバイオアプリケーションの発展に貢献することを目指しています。今回は、まずは先生の研究室を見学させていただきました。超音波を用いた実験の様子を、大学生・大学院生に詳しく紹介していただき、生徒達は大変感激していました。続いて今城先生の講演では、細胞が超音波を感知するメカニズムの解明について紹介されました。参加した生徒たちは、先端技術の具体的な応用例を知ることができ、大いに興味を引かれていました。初日の夜には、北嶺卒の東大生や東大卒の社会人との座談会が開催されました。卒業生からは大学生活やキャリアについての貴重なアドバイスをたくさんいただきました。忙しい中、時間を割いて集まってくださった先輩方に心から感謝します。これぞ北嶺ファミリーの絆といえるでしょう。2日目には、教養学部のある駒場キャンパスを北嶺の卒業生に案内をしてもらいながら見学しました。先輩は見学ルートを事前に考え、生徒のために案内スライドを用意してくださり、おかげで生徒達は充実した時間を過ごすことができました。
今回の見学ツアーを通じて、参加した生徒たちは東京大学の最先端の研究と、その環境に触れることができました。また、東大生や卒業生との交流を通じて、自分たちの未来について具体的なイメージを持つことができたようです。この経験は、今後の学習意欲をさらに高め、彼らが充実した夏休みを過ごす大きなきっかけとなるでしょう。