半﨑美子さん作 北嶺生応援歌「道なき未知へ」完成 

 

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 半﨑美子さん公式サイト https://www.hanzakiyoshiko.com

◆青雲寮・寮歌、北嶺・応援歌の制作について

 2020年5月に、31期生で青雲寮生の青木亮憲くんが大動脈解離により急逝されました。突然のお別れにご家族はもとより、北嶺の仲間、教職員一同、未だ気持ちの整理はつかないままです。そのような中、青木君が北嶺、青雲寮にいたという証をいつまでも残したい、また、青木君のたくさんのやりたかった、やり残したことを思い、人生の時間には人それぞれ限りがあること、一日一日を精一杯生きる大切さを忘れないという思いから、青雲寮の寮歌、そして北嶺生の応援歌を作成する運びとなりました。


◆半﨑美子さんに依頼した経緯

 半﨑美子さんの楽曲の一つに、「サクラ〜卒業できなかった君へ〜」という曲があります。この曲は、高校卒業を前に同級生を亡くしたという半﨑さんの友人の実体験を元にしており、卒業を迎えられるということは実は当たり前でないということを伝えたくて作った曲ということです。かねてから半﨑美子さんの「弱い人、苦しんでいる人に寄り添い、人の心を包み込むような楽曲」を愛聴していた谷地田校長が、青木君の死とこの曲を重ね合わせ、半﨑さんに卒業式でこの曲をぜひ歌っていただきたいと手紙を書きました。それを読まれ、北嶺の思いに共感してくださった半﨑さんから、ぜひ協力したいと快諾のお返事をいただきました。さらにそこからのご縁で、北嶺、青雲寮のことをさらによく知っていただき、今回の応援歌、寮歌制作の実現に至りました。

 楽曲の制作にあたっては、半﨑さんに来校していただき、直接谷地田校長から北嶺、青雲寮の教育の特色や願いをお伝えしました。半﨑さんは校内、寮を見学し、楽曲へのイメージを大いに膨らませてくださいました。そして2021年11月に、この「道なき未知へ」が完成し、本校体育館で披露コンサートを実施していただきました。初めてこの曲を聴いた時、多くの参加者が涙を流し、会場全体が大きな感動に包まれました。歌詞の中の、「誉れ高き心 共に磨いて明日を越えよう」、「焦がれ燃ゆる心 共に育み明日を灯そう」からは、希望に満ちた北嶺生に、お互いに協力し合い、切磋琢磨しながら希望のある明日へ向かってほしいという半﨑さんの強い思いが感じられます。本当に素晴らしい曲を作っていただき、心より感謝申し上げます。






◆半﨑美子さんプロフィール

 北海道の大学在学中に音楽に目覚め、大学を中退し単身上京、パン屋に住み込みで働きながら曲を書き続けた。歌うと会場のどこかで必ず涙を流す人がいる。そんな個性豊かな歌声とメッセージ性に富んだ歌詞、そして生き方そのものに共感する人が全国から集まり、17年間どこにも所属することなく、個人で東京・赤坂BLITZの単独公演を3年連続開催、ソールドアウトさせた。人の心に寄り添いながら作る歌は、全国のショッピングモールを回り歌い続け、出会った人々の人生に触れ、涙に触れて、生まれた。「ショッピングモールの歌姫」として数々のメディアでも取り上げられ話題となり、17年の下積みを経て、2017年4月にメジャーデビュー。NHKみんなのうた4-5月の新曲に半﨑美子が書き下ろした「お弁当ばこのうた~あなたへのお手紙」や、「サクラ~卒業できなかった君へ~」など全8品を収録したメジャー1stミニアルバム「うた弁」はロングヒットとなる。同年「第50回日本有線大賞新人賞」を受賞。2018年3月、MBS/TBS「情熱大陸」では半崎美子の生き方や学校訪問の様子が放送され反響を呼ぶ。11月には東京国際フォーラムホールAでの集大成コンサートを大成功させた。2019年5月、「明日への序奏」が教育芸術社より発売の中学生の音楽教材に掲載される。天童よしみさんへの楽曲提供で話題となった曲「大阪恋時雨」は、2019年、第70回NHK紅白歌合戦でも歌われた。2024年、長年の夢が叶い、「地球へ」が小学校の音楽の教科書に掲載される。


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