学校からのお知らせ

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JAXA研修旅行が開催されました。

 本校では、本年度から「科学分野に特化した3か年研修プログラム」である「HOKUREI SCIENCE PROJECT」【Sプロジェクト】を始めました。
 その第一弾として、5/7(月)~5/8(火)に中学2年生140名全員が参加して、つくば市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)をはじめ、高エネルギー加速器研究機構などの研究施設での研修や日本未来科学館や羽田機体メンテナンス工場での研修など、日本の最先端技術を体感する研修旅行に行ってきました。
 第1日目の日本科学未来館は、非常にレベルの高い展示が多く、興味深く見学することができました。今回、館長の毛利衛さんに特別にお出迎えをいただきました。北海道出身で日本初の宇宙飛行士である毛利さんは、一昨年本校でも講演をいただきました。今回のサプライズに生徒は驚きながらも、毛利さんから直接講義を受けるという機会をいただき一言一言に真剣な眼差しで耳を傾けていました。
 ANAの機体メンテナンスセンターでは、ヘルメットをかぶり、飛行機を整備する「ドッグ」に入り、間近で最新鋭機のボーイング787や自分たちが札幌から乗ってきたボーイング777という巨大な飛行機を間近で見ることができました。解体整備されている巨大なエンジンなどを、興味深くのぞき込みメモを取る姿が見られました。
 第2日目の宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、現在、長期滞在している金井宇宙飛行士がいる国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」のライブ映像が巨大なスクリーンに映し出され、それを制御する、まるで映画の世界のような運用管制室や宇宙飛行士養成エリアなど、普段決して見ることができない研究施設を直接見学することができました。生徒は「本物」に触れ、大きな感動を味わうことができました。
 さらに、高エネルギー加速器研究機構(KEK)には、SuperKEKB加速器・Belle II測定器など素粒子や原子核の研究をする施設や、フォトンファクトリーという物質構造科学を研究する施設があります。ここでは、小林誠・益川敏英博士の理論を実験により証明し、両博士のノーベル物理学賞受賞に貢献した実験施設を直接見学することができました。
 中学2年生にとって、大変難しい内容もありましたが、KEKの先生から、「今はよくわからなくても、これをきっかけにこうしたことに興味を持ってもらい、将来、大学院などで研究してほしい。その時に、この見学のことを思い出してほしいです」とのご助言をいただきました。北嶺から未来の研究者が出現することを大いに期待しています。

 今回の研修は、このように日本の最先端の技術を直接見ることのできる機会となる有意義な研修でした。さらに中学3年生になると、北海道赤平市の(株)植松電機を訪問。「モデルロケット製作・打ち上げ体験」を通じて、北海道の地で民間企業が取り組む「CAMUI型ハイブリッドロケット」の開発の一端に触れます。 そして高校1年生・2年生では、希望者を募り、さらに高みを目指し、NASAケネディ宇宙センターやスミソニアン航空宇宙博物館を研修する「北嶺サイエンスプロジェクト in U.S.A」を実施します。
 北嶺は生徒達の夢の実現のために、常に「めざすなら高い嶺」の精神を忘れず歩み続けます。

  • 出発式

  • 三菱みなとみらい技術館

  • 日本科学未来館①

  • 日本科学未来館②

  • 毛利衛さんと記念撮影

  • ANA機体メンテナンスセンター①

  • ANA機体メンテナンスセンター②

  • ANA機体メンテナンスセンター③

  • ANA機体メンテナンスセンター④

  • 宇宙航空研究開発機構(JAXA)①

  • 宇宙航空研究開発機構(JAXA)②

  • 宇宙航空研究開発機構(JAXA)③

  • 宇宙航空研究開発機構(JAXA)④

  • 宇宙航空研究開発機構(JAXA)⑤

  • 高エネルギー加速器研究機構(KEK)① フォトンファクトリー

  • 高エネルギー加速器研究機構(KEK)② Belle Ⅱ測定器

  • 高エネルギー加速器研究機構(KEK)③ 特別授業

  • 高エネルギー加速器研究機構(KEK)④ 館内見学

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